Apple IDを正しく理解していますか?
何気にiOSやMacOSで使っているAppleIDですが、色々な機能や使い分けが出来ます。
m9(^Д^)プギャーの実際の用途をベースに記載したいと思います。
Apple ID
https://appleid.apple.com/
Apple製品またはオンラインストア用のベースIDです。ここで作成するIDで、このIDでの項目は以下の通りです。
アカウント
セキュリティ
デバイス
お支払いとお届け先
Appleからのメッセージ
データとプライバシー
主に個人情報、セキュリティ(秘密の合言葉や2ファクター認証等、カード情報等です。Appleのオンラインストアで買うときに必要になるIDです。非常に重要なIDとなりますので、登録する携帯電話番号や秘密の言葉や2ファクター認証設定等は必ず記録するなりして忘れては行けません。
ここで登録する緊急用のメールアドレスと生年月日があれば復旧する方法がありますが、これすら忘れた場合は終了となります。海外事例を見てもほとんど復旧出来た例はありません。
このIDはメールアドレスとなっています。自分で持っているメールアドレスをAppleIDにすることが出来ます。
iCloud ID
AppleID=iCloudIDと言って問題ないでしょう。
https://www.icloud.com/
以下が機能となっています。見て頂ければ分かると思いますが、iOS(iPhone,iPad)とMacOSでログインすることで有効な機能が多いです。端末で日々作成されるデータをiCloudのクラウドデータと同期することでデータを保存することが可能です。
メール
連絡先
カレンダー
写真
iCloudDrive
メモ
リマインダー
Pages
Numbers
keynote
友達を探す
iPhoneを探す
設定
この中で一つだけ、AppleIDの作成方法の違いで使える方法があります。
それは「メール」です。元々持っていたメールアドレスを使いAppleIDを作った場合は、当然ですがメール機能は使えません。クリックすると以下のメッセージが出ます。
このメール機能を使う場合は、iOS端末本体からAppleIDを作成する必要があります。確かMacOSも同じだったと記憶していますが、作ったことがないので割愛させて頂きます。
1台の端末で作成可能なAppleIDは3つまでとなっています。それ以降はエラーとなってしまいますので中古iPhone等買う場合で新たにAppleIDを作成する必要がある場合は要注意です。
このiCloudIDは複数のiOS端末、MacOS端末で使うことが出来ます。
実際にm9(^Д^)プギャーもiOS2台に同じiCloudIDを設定しています。この場合、A端末で撮った写真は自動的にB端末にも同期されます。つまりクラウドで同期されたデータは複数端末で共有され最新になります。iMessageを多用していますが、A端末から送った内容をB端末で確認し、B端末から送ってA端末で確認することも可能です。メッセージ着信は両端末に来ますが、片方で確認するともう片方は既読となります。
さすがにFaceTimeは1台しかログイン出来ません。まあ当然の仕様です。
iOS、MacOSには設定でログイン出来るAppleIDが複数個所あります。一度ログインすると原則同じIDですべてログインしますが、機能ごとにIDを変えることは可能です。
iCloud
iTunesStoreとAppStore(GameCenterも含む)
iMessage
Facetime
m9(^Д^)プギャーの使用例は以下の通りとなります。
iCloud:複数のiOSまたはMacOS端末で共有している
→写真や電話帳データを瞬時に同じ状態に出来る
iTunesStoreとAppStore(GameCenterも含む):家族で共有している。ここで使うアカウントは5台までログイン可能です。アプリを購入した場合、ログインしている全端末で使用可能になります。1台固定というライセンス形態もあるようですが、m9(^Д^)プギャーはまだ遭遇したことがありません。ゲームする人は他の人と同じアカウントは止めたほうが良いかも知れません。
iMessage:iCloudと同じ端末で共有してます。どの端末から送っても同じ状態になります。m9(^Д^)プギャーはiMessageをメインで使っていますが、使わない人も多いかと思います。複数アプリからロングポーリングされた状態が好きでは無いため、OS標準かつセキュリティが高いものを使用しています。出来ればAPNsだけのPush用のポーリングだけにしたいものです。
Facetime:複数で同時にログイン出来ません。FaceTimeを使う端末でログインしましょう。m9(^Д^)プギャーはiPadでログインしています。
初期化する場合はすべてのログイン出来る箇所を確認し、ログアウトしましょう
iCloudIDとiTunesのIDさえログアウトしていれば初期化後問題ないように見えますが、一応全部ログアウトしてから初期化しましょう。
これ忘れると、初期化後のセッティング画面中にiCloudIDでログインしたIDのパスワードを聞かれます。これを入力しない限りホーム画面に行くことは出来ず文鎮化してしまいます。
紛失時はWEBからiCloudにログインし、初期化することが可能です。この場合上記と同じくiCloudIDのパスワードを入力しない限り使えなくなります。最後の手段ですね。端末のGPSを使いおおよその現在地も分かりますので、先に場所を調べてどうしてもダメな時に初期化すると良いでしょう。
今確認してみたら、AppleWatchにも初期化出来るっぽいですが・・どうなんでしょう。
AppleIDは削除出来ません
SkypeIDもそうですが、AppleIDは削除することは出来ません。
データがたまり、かつ諸事情で消したい時とかアカウント削除が手っ取り早いのですが、このIDはそれが出来ません。主にiCloudIDでの写真や電話帳だと思いますが。