OneDrive for Business の個人用オンライン ストレージ上限を 25TB に拡張してみた②25TB拡張実施

①からの続きです。

前回、前提条件や必要なプラン、そしてまずは5TBまで上げる方法を記載しました。今回のその続きとなります。

管理センター – サポートより申請してみた。

とりあえず、5TBにしたのでサポート画面より新規問い合わせしてみました。HPには特に何をどうするというのがなかったので、さらっとリクエストしてみました。

まずは90%まで使い切ることが大前提だったらしい

①には90%の件記載していますが、この時点ではその情報が見つけせられずいきなりリクエストしました。その返事が90%になった証明としてストレージ状況のスクリーンショットを送ってくれというものでした。

場所は、

[個人のOneDrive] – [設定] – [その他の設定] – [ストレージの測定基準]

旧OneDrive画面「サイトの設定 : 記憶域メトリックス」が表示されます。
画面右上に現在の使用量/総量が表示されますので、5TBのうちの90%を使用したスクリーンショットを送ります。

m9(^Д^)プギャーは当然90%には程遠かったので、DVDやBluerayのISOファイル等アップロードしまくって1週間後ぐらいに送りました。

アップロードの翌日、25TBにしたという連絡が来ました。

25TBに上がってから実施すること

管理画面上では5TBになっています。これを25TBにしようとしたのですがダメでした。PowerShellを使っても同様です。

おそらく、個人ごとにPoweshellで実施するしか方法はないと思われます。

※個人のOneDrive容量を増やすPowerShellは①で記載済み

PowerShellで25TBに上げた後、個人のOneDriveの 「サイトの設定 : 記憶域メトリックス」 を見てみると確かに25TBに上がっていることが確認出来ます。実際に5TB以上アップロードしても実施可能でした。

OneDriveの容量の挙動について

OneDrive for Businessはサブスクリプションが切れたりすると、その瞬間に容量も変更されてしまいます。実際ActionPacが切れたとき、5TBだった容量がいったん1TBに戻っており、記憶域の警告が出ました。個別に容量を上げることで対処可能でしたが、管理画面からは実施出来ませんでした。

また、Teams等のチャットで共有するファイルはOneDriveが使われています。仕様といえば仕様なのですが、例えばE3契約でSharePointOnine(OneDrive)をオンにしてチャットでファイル共有した後に、SHarePointOnlineをオフにしたからと言ってTeamsでのチャットによるファイル共有が出来なくなるわけではありません。オフ後に作られたユーザーは共有が出来ません。

一度SharePointOnlineに個人用OneDrive記憶域が作られると、ライセンスオンオフでデータを削除しない仕様となっているようです。新規ユーザーと同じ挙動にしたい場合は、PowerShellを使いOneDriveの記憶域を消去する必要があります。

①で個人のOneDriveのURLを確認してみれば分かりますが、SharepointOnlineの中にOneDriveがあるようですね。実際OneDrive for Business Plan2 単体プランとSharepoint Online Plan2 単体プランは同じ金額なのですが、OneDrive側はOneDriveしか使えないのに対し、SharepointOnline側はSharepointとOneDriveの両方が使用可能です。※単体契約ならSharePoint Online Plan2が良いと思います。

SharePoint OnlineとOneDriveの関係を理解すると挙動についてわかりやすくなるかと思います。