Office365 ProPlus の カスタムインストール方法

Office365 ProPlus(Busineess等も) をカスタムインストールしよう

Office365にログインし、画面右上の「Officeのインストール」をクリックすると、exeファイルがダウンロードされます。このexeファイルをダブルクリックすることで、Office365 ProPlusのすべてのアプリケーションがインストール出来るのですが、はっきり言って不要なアプリケーションも多く必要なものだけインストールしたいところです。

今回はカスタムインストール方法について記載していきます。

1.完全手動でのやり方

Office 展開ツールの概要

https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/overview-of-the-office-2016-deployment-tool

ダウンロードセンターからOffice 展開ツールをダウンロードすると、setup.exeとサンプルのxmlがセットになったファイルが入っています。このxmlを自分のインストールしたいアプリケーションに限定し、コマンドプロンプトよりコマンドを実行すればインストール出来るというものです。

2019年12月現在、サンプルは3種類入っていました。

・configuration-Office2019Enterprise.xml
・configuration-Office365-x64.xml
・configuration-Office365-x86.xml

configuration-Office365-x64.xml の内容は以下の通り。

これを修正して自分の目的にあったものに変更していきます。

64Bit版とか、Monthlyチャンネルとかのオプションは見れば大体わかると思いますが、<ExcludeApp ID=”xxxx”>の部分が不要なアプリケーションを指定する部分となります。必要な部分じゃないところがややこしいですね。

m9(^Д^)プギャーは最近word,excel,powerpoint,outlookのみインストールしたため、その時指定したアプリケーションは以下の通りでした。

Access
Groove
InfoPath
Lync
OneNote
OneDrive
Publisher
SharePointDesigner
Project
Visio

あとは、cドライブに「office」というフォルダを作成し、管理者権限で以下のコマンドを実行しました。

注意点としては、cd でc:/officeに移動してからsetup.exe / download aaa.xml としても失敗する点でしょうか。setup.exeもxmlもフルパスで記載する必要があるようでした。 /download でファイルをダウンロードし、 /configure でインストールします。 ダウンロードしたファイルは他のPCでもインストールが可能です。コマンドがフルパスなので、nas等に置く場合はnasからのフルパスを記載することになります。m9(^Д^)プギャーは面倒なので、別のPCにもc:\officeを作り、そちらにコピーして実行しました。実行後は以下の画面が出て、インストール完了となります。

xmlに記載する各種設定値をコピペしておきます。

—- 製品名 —-
Office 365 ProPlus “O365ProPlusRetail”
Office 365 Enterprise “O365ProPlusRetail”
Office 365 Business(Premium 含む) “O365BusinessRetail”
Office personal 2019 “Personal2019Retail”
Office Home & Business 2019 “HomeBusiness2019Retail”
Office Professional 2019 “Professional2019Retail”

—-アプリ名 —-
Access Access
Excel Excel
OneDrive for Business Groove
InfoPath InfoPath
Skype for Business Lync
OneDrive OneDrive
OneNote OneNote
Outlook Outlook
PowerPoint PowerPoint
Project Project
Publisher Publisher
SharePointDesigner SharePointDesigner
Visio Visio
Word Word

2.面倒なxmlをWEBサイトで作り、コマンド実行

たくさんあるオプションを指定したい、そもそもこの作業が面倒なのでxmlぐらいは自動で作ってくれよという人向けです。

Office カスタマイズ ツールの概要
https://docs.microsoft.com/ja-jp/deployoffice/overview-of-the-office-customization-tool-for-click-to-run

Office カスタマイズ ツール
https://config.office.com/deploymentsettings

カスタマイズツールサイトに接続すると以下の画面が表示されます。

構成をクリックします。

ここで色々と指定して、エクスポートすればxmlがダウンロード出来る仕組みとなっています。xmlを作るだけなので、setup.exeを実行してダウンロード/インストールを実行する必要があります。

見てみると、Officeバージョンを指定できるようですね。

Officeの種類は4種類のみのようです。

指定できる箇所、できない箇所がありそうですが、ProPlusを使う分には問題なさそうです。ここでベースを作ってカスタマイズするのもアリかもしれませんね。