自宅のWiFi環境をAsus Aimeshで構築する

ASUS AirMeshとは?

公式サイト情報

ASUS AiMesh & Lyra
シームレスなWi-Fiをご家庭やオフィスに提供
https://www.asus.com/jp/Networking/Mesh-WiFi-System-Home/

AiMesh Technology
https://www.asus.com/Microsite/AiMesh/jp/

[メリット]

・親機と子機で同期する(親機に設定すれば子機にも反映される)

・AiMesh設定は簡単

・親機と子機で同じSSIDをするため、死角になった場所にシグナルを飛ばせる(ESSIDと同じだと勝手に思っている、ハンドオーバーするはず!!)

[実際設定してみたデメリット・・というほどでも無いもの]

・どうやら2.4GHzと5GHzの両方を使う状態じゃないとAiMeshが動作しないっぽい

Aimesh構築前のm9(^Д^)プギャー宅の構成

ルーターとアクセスポイントのみの簡単な構成図です。以前はルーターをfortigateのFWを使っていたのですが、現在は手持ちのWXR-1900DHPをルーターに変更しています。 WXR-1900DHP はOCNバーチャルコネクトサービスに対応した機器なので、近いうちに自宅環境をIPv6にする予定です。

BUFFALO
IPv6(IPoE/IPv4 over IPv6)対応確認済みリスト
https://www.buffalo.jp/support/other/network-ipv6.html

OCNバーチャルコネクトサービス(IPoE接続)サービス概要
https://www.ntt.com/business/services/network/internet-connect/ocn-business/option/v-access-ipoe.html

[問題点]

・2FのPC等に1Fからアクセス出来なくなる時が多々発生し始めた

・風呂場(防水端末)、2FでWiFiが入らない時があった

※無線のチャンネル変更でも症状改善なし

ルーターとAPは1台で行っているのが一般的だと思いますが、接続機器が非常に多いため機器がフリーズしないように機能分散させていました。WHR-1166は2Fに置いて5GHzでRT-AC68Uと中継機能WBで接続してました。WHR-1166からはHUBで接続、そこからPCを有線LAN接続です。つまり2Fは有線LANのみの構成となっています。

WHR-300は2.4GHzで中継機能WB接続しています。こちらは1Fに置いてあり、有線LANによるプリンタ接続(古い複合プリンタ)と監視カメラが接続されています。

実際APにどれぐらいのネットワーク機器が接続しているのか

[2.4GHz専用] 合計9台

・Amazon CloudCam 3台

・Apple Homekit用電源 2台

・スマカメ 1台(もう1台は有線LAN接続)

・Amazon fire tv stick

・WHR-300(中継機)

・ PLANEX USB直接給電型WiFiどこでもセンサー 温度・湿度・気圧計測

[5GHz] 合計12台

・Windows PC 3-4台

・スマートフォン、タブレット端末 6-7台

・WHR-1166(中継機)

[ルーターに直接有線LAN接続]

・テレビ

・Apple TV

・Blueray Player

・WXR-1900DHP(ルーター)

無線機器だけで、最大で21台となります。監視カメラ関連だけで5台、コントロール関連で3台です。これは今後もっと増やしていく予定です。

家庭用ルーターで接続できるネットワーク機器の限界

ASUSのRT-AC68Uであれば最大18台となります。利用状況にもよりますが、実際にはもっと少なく12台ぐらいで不安定になり始めるかと思います。

ルーター機能とアクセスポイント機能を分け2台にしていたAimesh導入前は、分けただけで18台ぐらいはなんとか正常稼働し、機器フリーズ等はありませんでした。ただ最近また機器が増えたため、ネットワークが遅くなったり2FのPCにリモートでアクセス出来なくなる症状が発生し始めていました。

Aimesh構築方法

設定はすごい簡単でした。

[RT-AC88U アクセスポイント初期設定]

1.WindowsPCのLANのIPv4ネットワークを192.168.1.xx/255.255.255.0に設定する

2.初期化済みのRT-AC88UにLAN接続、ブラウザで192.168.1.1にアクセス

3.初期設定画面で、APモード切替えとRT-AC88Uを固定IPに設定

4.ルーターにLAN接続

[RT-AC68U初期化]

1.WEPボタンを押しながら電源を入れる

2.電源が点滅したら離す

3.初期される

[RT-AC88UとRT-AC68UをAirmeshで接続]

1.RT-AC68Uを3m以内の場所で電源オン

2.以下のRT-AC88U管理画面で検索ボタンを押下

3.リストにRT-AC68Uが表示されるので接続

4.終わり

これだけでした。

記事の冒頭で少し書きましたが、2.4GHzと5GHzの両方使用する設定になっていたため、Aimesh接続後2.4GHzをオフにしたらAimeshが切れてしまい、RT-AC68Uを再度初期化接続しても接続出来ませんでした。2.4GHzを再度有効化したら接続出来たため、2.4GHzと5GHzの両方を使用することがAimesh接続の前提なのだと思っています。

Aimesh導入後の構成(自己満足の世界)

新たにRT-AC88UとRT-AC87U(中古)を導入しています。RT-AC88UとRT-AC68UはAimesh接続されているため、RT-AC68UからもWiFi電波を飛ばしています。元々あったWHR-1166はやめて、2FのPCはRT-AC68Uに有線接続しています。

RT-AC88Uはステルス設定で5GHzおよび2.4GHzを使用していますが、実際は2.4GHzに接続する端末はなしで5GHzのみで使用しています。RT-AC87U(Aimesh非対応)は非ステルス設定で2.4GHzのみで使用しています。こちらは主に監視カメラ等が接続されるため、今後WHR-300をWHR-1166に変更し、RT-AC88UとRT-AC87Uは相互に通信出来ない独立ネットワークにすることで少しでもセキュリティを上げたいと考えています。非ステルスの理由は、APが再起動などすると監視カメラ等が接続出来ないままの状態になることが多々あったためです。たぶんSSIDは見えることがある程度前提なのかもしれません。初期設定だけはステルスでも繋がるんですけどね。

現在の状況

家の中、外ともにWiFiの死角は無くなりました。RT-AC88Uの電波はRT-AC68Uに比べて強いため、それだけで死角が消えたかも知れません。管理画面で見てみるとRT-AC68Uに接続している機器は常に2FのPCだけなんですよね。

なぜ法人向けAPにしないのか

法人向けはAP機器は大体5万円程度50台とか100台とか接続出来る仕様になっています。ではなぜ法人向け機器にしないのか?

理由は簡単です。11ac デュアルバンド AC3200 2167+1000Mbpsの50台接続出来るAPが5万円程度で販売されていないからです。

自宅利用なので小規模での安定と、特にスピードを意識して構築しています。Youtubeだけで同時2接続、ゲーム接続と並行通信している環境なので家庭向けとしてはこれで良いと考えているところです。

今後の構築予定

・WHR-300廃止してWHR-1166に変更、これにより5GHzと2.4GHzの無線ネットワークの双方通信を廃止

・WXR-1900DHPを使用したIPv6導入テスト(出来ないかも知れませんが)

 IPv6が構築出来なかった場合は、NVR510と小型ONUで最速を目指す・・お金があればですが。

・Aimesh機器追加、ただしLyraは除く

 Lyraはネットの評判が悪いため、Aimesh対応のルータータイプで検討しています。このAimesh子機はガレージに置く予定です。

以上、自己満足ネットワーク構築でした。