NordVPN専用ルーターを構築してみる①

2021年1月4日

NordVPNとは?

世界各国にインターネット出口を持つ、おそらく一番有名なVPNサービスではないでしょうか?

今回契約にあたり、2年間で10000円以下程度で5ライセンス使用可能となっていました。

通常、Windows・iOS・Androidアプリケーションをインストールし、各種設定や接続時にサーバ選択する等することで、NordVPNサーバが設置されている国のゲートウェイを使用してインターネット接続可能になります。

VPNサービスのメリット

1.接続先のサーバが取得するログから接続元ISPの情報が隠匿可能となる

ブラウザ利用時の80・443ポート通信であれば、Proxyサーバを利用することでProxyサーバのIP情報やProxy情報を隠匿することが可能ですが、アプリケーションを利用する際の独自ポート通信は防ぐことが出来ません。

この点、VPNサーバであればすべての通信をVPNサーバ経由で接続することが出来ます。

2.ログ取得しないと公言しているVPNサービス

NordVPNはログを取得しないと公言しているVPNサービスです。Torrent利用、最近多々ある信用できないサイトなどへの対策等、インターネットは信頼できないと考えるのであれば、足がつかない接続方法は有効な手段となります。

ルーターを構築するメリットは?

1.各クライアント端末で接続するアクションが不要

Windowsであれば自動起動設定、iOS等のアプリであればアプリをタップすることなどでVPN接続することが出来る。ルーターで接続する場合はこれらの操作が不要になります。

2.ライセンス数を1つ使うだけで複数クライアント端末で利用可能

m9(^Д^)プギャー宅で5ライセンス使うことはないですが、一応メリットとして記載します。ライセンスの考え方は同時接続しているライセンス数のため、そこまで必要ないかも知れません。

3.クライアントアプリが使うリソースがなくなる

これは結構のメリットだと考えています。Windowsのリソースモニター等で確認してみると、7%~10%ぐらいのCPUリソースを使っているようでした。低スペックPCなどでは以外に有効だと考えています。

4.海外サービス利用時のラグが減少する

海外サービス、m9(^Д^)プギャー宅の場合はAmazon.comや海外ゲーム(日本語化なし)など利用時には、アメリカサーバのVPN利用で解消する傾向があります。IPで判定しているストリーミングサービスなども同様ですね。フィリピンから日本の各サービス利用も同様です。

NordVPN接続可能なルーターは?

NordVPN接続(VPNクライアント)可能なルーターはかなり種類が少ないです。対象ルーターはOpenVPN対応のルーターである必要があります。パススルーに対応するルーターは非対応となり、国内のルーターは恐らくすべて非対応かと思います。

https://support.nordvpn.com/Connectivity/Router/1541651472/Setting-up-a-router-with-NordVPN.htm

ASUSが対応ルーターリストにありましたので、中古で5000円のRT-AC68Uを購入しました。自宅はASUSのAirMESHでWiFi構築しているため、失敗してもAirMESH子機にするだけとなるため、お蔵入りとはなりません。

次回、実際に構築となります。